カジノで使える攻略法には様々な手法がありますが、グッドマン法もその中のひとつです。勝率が約50%、配当2倍のゲームで利用できる攻略法で、勝つたびに賭け金を「1・2・3・5」という順番で増やしていくことから1235法とも呼ばれます。
グッドマン法の具体的な使い方としては、まず1ユニットの金額を決定します。ユニットとは賭け金の基準となる金額で、1ドルにしたり10ドルにしたりと利用者が任意に設定することが可能です。1ユニットの金額を決めたらゲーム開始となりますが、この攻略法では最初に1ユニットのチップを賭けます。そして、最初のゲームに勝った場合は次のゲームの賭け金を2ユニットとし、そこでも勝利したら次は3ユニット、その次は5ユニットと賭け金を増やしていきます。4連勝した後については、賭け金を5ユニット以上に増やすことはありません。連勝がストップするまで5ユニット分のチップを賭け続け、ゲームに負けたら賭け金を1ユニットに戻して次のゲームに挑むか、ゲームを止めるかを選択します。
以上がグッドマン法の基本的な使い方となりますが、例えば1ユニットの金額を1ドルに設定した場合は、賭け金を1ドル・2ドル・3ドル・5ドルと増やしていきます。1ユニットの金額を5ドルに設定した場合は、5ドル・10ドル・15ドル・25ドルと増やしていくだけです。勝利するたびに「1・2・3・5」の順番に従って賭け金を増やしていくだけなので、カジノ初心者でも簡単に使いこなすことができるでしょう。
また、この攻略法は連勝が続いても賭け金が5ユニット以上になることがありません。そのため、負けた際の損失額を事前に把握することが可能ですし、1ユニットの設定方法を誤らなければテーブルのマックスベット(賭け金の上限)に達するリスクもありません。加えて、負けた時に賭け金を増やす攻略法ではないので、限られた資金の中でも運用することが可能です。さらに、負けたら賭け金を1ユニットにリセットするので、連敗が続いても損失額を最小限に留められるというメリットもあります。
なお、上記の通りこの攻略法は勝率が約50%、配当が2倍のゲームで利用するのが基本です。配当が2倍以上のゲームで使うことも可能ではありますが、配当が2倍以上になると勝率が下がって連勝するのが難しくなるので、この攻略法の効果を最大限発揮させることができません。そのため、この攻略法はバカラやブラックジャック、ルーレットの赤黒賭け・偶数奇数賭け・ハイロー賭けなどの勝率が約50%で配当が2倍のゲームで使用しましょう。
上記のように様々なメリットがあるグッドマン法ですが、デメリットがないわけではありません。まず挙げられるデメリットは、連勝できないと利益が発生しないことです。連勝することで利益を伸ばすタイプの攻略法となっているので、連勝できなければ利益は増えず、3連勝できなければ1ユニット分の損失が発生するか、収支がゼロとなります。勝率が約50%のゲームで3連勝する確率は12.5%で、4連勝以降の確率は6.3%、3.1%、1.6%となっています。勝率が約50%のゲームであっても3連勝以上するのは簡単ではないので、この攻略法は使いどころを見極めることが重要です。
また、勝ちと負けが交互に続く展開になると損失が徐々に増えていくという側面もあります。勝率が約50%のゲームで勝ち負けが交互に続くケースは決して珍しいことではありませんが、この攻略法は損失の回収に適したものではありません。そのため、勝ちと負けが交互に続く展開になった場合は、マーチンゲール法など損失の回収を得意とする攻略法に切り替えたり、その日は流れが悪いと諦めてゲームを切り上げたりするようにしましょう。
以上がグッドマン法の主なデメリットとなりますが、この攻略法を使用する際は負ける前に賭け金を1ユニットにリセットするタイミングをあらかじめ決めておくのがおすすめです。この攻略法は3連勝以上できれば利益が確定しますが、3連勝した時点で賭け金をリセットすれば6ユニットの利益を得ることができます。しかし、そのまま続行して4ゲーム目で負けてしまった場合は利益は得られるものの、その金額は1ユニットに減ってしまいます。負ける前に賭け金をリセットすればより多くの利益を得ることができますが、そのタイミングをプレイ中に判断するのは難しいので、何連勝したら賭け金をリセットするのかを事前に決めておくと良いでしょう。
また、この攻略法はゲームに勝つたびに賭け金を「1・2・3・5」の順番に増やしていくのが基本ですが、より多くの利益を得たいという場合は「2・4・6・10」や「3・6・9・15」といったように、賭け金の増やし方を2倍や3倍にするのもおすすめです。リスクは大きくなりますが、得られえる利益も大きくなるので、資金に余裕がある場合に試してみる価値はあるでしょう。